結婚後も仕事を辞めずに働き続けたいと考える看護師は少なくないかもしれません。しかし、この選択にはメリットがある反面、デメリットになる部分もいくつかあります。そのため、メリットとデメリットを十分に理解しておく必要があるでしょう。
まず、仕事を続けていく大きなメリットの一つは収入の安定です。独身時代は生活費は自分一人分だけで済んでいたはずですが、結婚をすることで単純計算でも出費は2倍に増えてしまいます。そのため、仕事を辞めた場合、結婚相手となる男性の収入だけで生計を立てなければならなくなるので、相手の収入次第では生活が苦しくなるケースもあるでしょう。しかも、子供が生まれれば、さらに月々の生活費は増えてしまいます。しかし、仕事を辞めずに看護師を続けていれば、2人分の収入でやり繰りができるため、生活は安定しやすくなるというわけです。
ただし、仕事を続けるとすれ違いが生じるというデメリットも考えられます。勤務先によって多少の違いはあるかもしれませんが、入院設備が整っている病院で働く場合は、日勤と夜勤のシフト勤務が基本となるため、夫が仕事で帰宅をしたタイミングで出勤をしなくてはいけなくなるケースもあるでしょう。逆に、自分が夜勤明けで帰宅をした時に夫が出勤してしまうパターンもあるので、こうしたすれ違いが頻繁に起こると、お互いの気持ちが離れてしまう可能性があります。
したがって、看護師が仕事を続けるためには、これらのことを踏まえたうえで、夜勤がないクリニックに転職するなどの工夫が必要になってきます。